賢い者は愚かな者になんのまさるところがあるか。また生ける者の前に歩むことを知る貧しい者もなんのまさるところがあるか。
賢者は愚者にまさる益を得ようか。 人生の歩き方を知っていることが 貧しい人に何かの益となろうか。
アブラムの九十九歳の時、主はアブラムに現れて言われた、 「わたしは全能の神である。 あなたはわたしの前に歩み、全き者であれ。
わたしは全き道に心をとめます。 あなたはいつ、わたしに来られるでしょうか。 わたしは直き心をもって、わが家のうちを歩みます。
わたしは生ける者の地で、主のみ前に歩みます。
正しく歩む貧しい者は、 曲ったことを言う愚かな者にまさる。
財産が増せば、これを食う者も増す。その持ち主は目にそれを見るだけで、なんの益があるか。
目に見る事は欲望のさまよい歩くにまさる。これもまた空であって、風を捕えるようなものである。
ふたりとも神のみまえに正しい人であって、主の戒めと定めとを、みな落度なく行っていた。
この世で富んでいる者たちに、命じなさい。高慢にならず、たよりにならない富に望みをおかず、むしろ、わたしたちにすべての物を豊かに備えて楽しませて下さる神に、のぞみをおくように、